激しい肩こりは危険な兆候

次はちょっと恐ろしい疾患からくる肩こりです。それは、「激しい肩こりがある」場合です。加えて、「体がだるい、疲れも取れない」、「熱っぽい状態が続く」、「よく頭が痛くなる」、「食欲がない」、「胸が痛い時がある」、「手足がしびれる」などの自覚症状があればもっと危険です。
その危険とは何と「突然死」なのです。あまりにもショッキングですが、こうしたことも実際にあるので油断してはいけないのです。具体的には、急性心筋梗塞、くも膜下出血などで突然死してしまった事例において、事前に自覚症状があった場合のことです。
肩こりなんて、言ってみれば普段から誰にでも起こる、いわゆるささいな症状です。ちょっと疲れているのかな、程度に判断されがちです。従って自覚症状があるのに突然死はなかなか予知できないのです。特に定期健康診断などで高血圧、高コレステロールを指摘されたような人は、やはり生活習慣を改善しなければならないのです。
実際、心疾患による突然死は、若年層の割合の方が増加しているそうで、多忙による生活リズムの崩れ、過度なストレスは上手に改善しなければなりません。急性心筋梗塞、くも膜下出血などと聞くとそれは一大事で、気になるかもしれませんが、「私だけは大丈夫」だと根拠もなく自信を持ちすぎるのも良くないですよ、というメッセージだと思ってください。